観てきました! 軽くでもいいから感想を書いておこう。
最近のジブリは声優さんを使わないから、声(の演技)に重きを置く私にとっては相いれない存在なんですが……観る前に、知人から「さっぱりわからなかった」「エンタメじゃなくてアート」と聞いたため、逆になんか観たくなって、友人についていって鑑賞。
結果「普通にわかるが?」って感じでした。
確かに、テーマがスピリチュアル寄りな気がしたし、これまでのジブリからするとエンタメとは呼べないのかも。
でも話の大筋はわかるし、テーマもあるし、「ナニコレ????」みたいな話ではなかったと思います。
そうだな、タイトルの『君たちはどう生きるか』がテーマだと仮定するならば、「善意と悪意を混ぜこぜにしたまま、意志を貫いて生きる」が答えになるのかなと思います。
善だけの世界に作り替えようとするんじゃなくて、悪(と一般の人たちが呼ぶもの)とも共存してこそ人間世界なのだというか。
悪意を知っているからこそ、善意を選ぶことが尊くなるものですしね。
眞人くんは、真っ黒な自分の心を抱えながら、選び取りたい未来のために命がけで奮闘したわけですよね。まだ親に甘えたい年齢だけれど素直に甘えることができない矜持、火事に遭った母親を助けられなかった後悔、母とそっくりの母の妹と結婚した父親への疑念、母とそっくりの母の妹が新たな母になってしまった戸惑いと喜び、再婚した父に対する寂しさ……そういうのをすべて抱きしめて生きていくのが人間であると。受け入れる過程が、今回の冒険なんだと思います。ジブリ観ているといつも思うけど、まだ小さいのにすごいなぁ。
ちなみに、「この世は過去と現在と未来が一緒になった世界なんだよ」とか、「あの人もこの人も、すべて自分なんだよ」などの描写が、スピっぽいなと思ったところです。これは、知識や実感がないとようわからんところかもしれないですね。
最初のほうのアオサギの様子とかは「なんであんなんやったん?」と思いますが……うーん、大叔父さんが親族をとにかく自分の世界に連れてきてほしくていろいろ画策していたってことでいいのかなぁ。
夏子さんも大叔父さんに呼ばれて入っていっちゃったのかな。
大叔父さんのほうは純粋な世界を作りたかったんですよね。この世は陰陽が混じっている(あ、ここもスピですね)ものなのに、陽だけを残して陰を排除しようとして世界を崩壊に導いたんですよ。陽の極に寄れば、反動で陰が大きくなるのは当たり前なので、ああいうふうに終わってしまったのだと思います。
人間も一緒で、自分の中の陰(ネガティブ)を見ないようにしたり、どこかに押し込めたりするといつか爆発する。だから一緒に抱きしめて生きようねっていう話なのではないかなと。
映像はとてもきれいでした。ここはさすがだなぁと。
あと動きがとてもジブリ。美しいだけの動きじゃなくて、どこか変わった動きするんだよね。眞人くんが階段上るときの描写とか。
大粒の涙とか、顎を伝う水のしずくとかもジブリならではで好き。
ヒミちゃんがまるでヒロインのように描かれていたのにはそわそわしちゃったな。眞人くんのお母さんだからさ、なんか近親相姦の匂いがして。
あと、ジブリはなんかかわいい謎の生物(ワラワラの話)が好きなんだなぁとか。
ひとまずこんなところでしょうか。面白かったです!


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