これまで書いてなかったんですが、今後は新刊の感想を書いていこうと思います。
今回、読んでいる間中「どうしたらいいんだ」ってずっと思っていました。
「トルフィン、どうしよう、どうする?」って、ずっとトルフィンに呼び掛けてた。
恐れの感情に狂わされて、“生きのびるために”暴力を選ぼうとする人たちがいる。
この人たちは、自分の生のために、あるいは周りの生のためにこの判断をしているから、悪なわけじゃないんですよ。善悪はない。
共存って、恐れの気持ちからはできない。
でも、「不安はもっていてもいい。でも暴力は選ばずに行こう。信じよう」ってどれだけ言ったって、恐れでいっぱいの人には響かない。
トルフィンがめっちゃくちゃ強いってことを示したら、たぶんみんなトルフィンについていく。
でもそうすると恐怖政治になっちゃう。トルフィンはそういうことしたくないよね。
結局、自分の気持ちをトルフィンは伝え続けるしかないし、周りは自分たちで気づくしかない。
もどかしいなぁ。でもそれが、人と生きるってことなんだろうなぁ。
ヒルドもさ、前回、感動的な和解をトルフィンとしたじゃないですか(めっちゃ泣いた)。
でも彼女自身は、本当はちっとも癒されてなかった。
ずっと苦しくて、後悔していて、過去に縛られたまま今を生きている。
過去から学んだんだと思い込んで、戦いの芽を摘むために暴力を使おうとしている。
これも悲しい。悲しいけど、やっぱりヒルドも悪じゃないんだよ。
子ども(カルリ)は大人(ヒルド)の感情を正確に読むものだなぁとも思った。
やっぱり大人は、自分たちがどれだけ身近な子どもに影響を与えているか、本気で考えながら生きたほうがいいと思う。まぁ……そういうのを背負いながら生きて、どこかで気づけるからこそ、成長もできるんだけどさ……
あー、あと、ペストっぽい何か!!!! ここへきてまた不穏な兆候があってつらい。
感染症こそなぁ、恐れの感情を刺激するからなぁ……来るべきして来たのかな……
ギョロくんの無邪気さが救いでした。
ひとまず、いったん忘れようと思います。(続きがいつ出るかわからんから)


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