魔法使いの嫁 星待つひと

FEEL

新シーズンはアマプラで観ているのですが、ネトフリにOVAの作品が入っていたので観ました。
映像がとても美しく、チセの境遇についていろいろ思い出せたし、櫻井さんの演技を堪能することもできたし、観られてよかった~! ネトフリありがとう。

ストーリーには、チセのトラウマになっていないのが不思議なくらいの重さがありました。
でも女性側が軽やかで救われたかな。
まゆみさん(漢字うろ覚えなので「かな」で)は、結婚が決まったとき好きな人が他にいて、そこの決着をつけないと前に進めなかったのだと思うのね。駆け落ちの打診をした段階で、どんな結果が出ようと受け入れられたのでしょう。

三浦さんは死体が発見されず、失踪というかたちでこの世からいなくなってしまったのかな。まゆみさんは今も生きていると思っていましたものね。

迷い家を作ってしまったのも、チセと会ったのも、偶然のようでいて必然というか……チセにとっても必要な経験だったし、三浦さんにとってもこのうえない救いだったと思う。
チセが最後、勝手口の戸を閉め忘れたのも、必然だったのだろうな……そもそももうあそこには戻れなかったはずなのだから。(絵本を持っていたから戻れたってことなのかしらね)

三浦さんはチセのことを「羽鳥さん」って呼んでいて、そこがもうたまらなく好きでした。
金カムの杉元さんと一緒でさ、あの年齢の男性が少女のことをさん付けで呼ぶの、本当にツボなんだよな。子どもに対して人間として接するところがとても好き。

チセと出会った頃の三浦さんは、おそらくもう目的(まゆみさんに会いに行かないと→本を返さないと)をすっかり忘れていたのでしょう。
だから一瞬、チセを迷い家にとどまらせようって考えが浮かんでいたんだと思う。
でもチセのおかげでなぜ今の状態があるのかを思い出し、彼女を返すことを決意した。そして不測の事態が起こったから、自分の目的を果たすこともできた。
よくできていますね。

迷い家である図書館がとっても美しかったです。
ステンドグラスのような床も、灯りをつけて消すと現れる暗闇の中の星々も、とてもきれいで見とれました。こんな場所があるなら私も通いたい。

この頃のチセの境遇、しんどかったです。
怖すぎますよ、異形の化け物が常に自分にちょっかいを出してくる環境って。
ああいうのって、人間の思いが作っちゃったりするのかなぁって考えると、余裕の無い状態で暮らす人の多い都市でチセが生きていくのは、もともと難しかったんだろうな。

エリアスのところに来られて、本当によかったなと思います。
チセは、エリアスという、お互いに照らし合える星を見つけたのですね。
もちろん、チセがエリアスを受け入れる器のある子だから成立したわけですけれども。

エリアスが冒頭で機嫌悪いように見えていたのはなんでなんだろう。
チセが自分を頼らないことに対する不満か? いろんな人がチセにかまうようになって、独占欲が芽生えたとか? 1期を忘れているので(エリアスがチセのことを大好きなのはもちろんわかっている)、今どこ? 何? とそのへんは疑問でした。

パンケーキ美味しそうだったなーーー、食べたーい!
パンケーキにベーコン載せてメープルシロップかけて食べたーい!!!!!
よきお店があったら食べに行こうと思います(やりたいことは全部やる)。

シルキーもかわいかった。せっせと働いてくれてとてもかわいい。
ルツももちろんかわいい。チセに口元拭いてもらうの当然みたいな顔しててかわいい。

あ、あと、冒頭のアンジェリカさんの魔法も最高にワクワクしました!
転移魔法かなと思ったらけっこう物理的だった。でもああいうのもすごく好き。

それこそ、星が散りばめられた絵本を一冊読み終えたような気分です。
チセの記憶は重いはずなのに、今の私の心は不思議とあたたかい。
よい視聴体験でした。

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