【宝塚歌劇】花組公演『アルカンシェル』~パリに架かる虹~

FEEL

おととしくらいにライビュで星組の公演を観にいきましたが、生での宝塚観劇は25年以上ぶり!(たぶん)
とある伝手でお知り合いからお誘いいただきまして、観にいってきました~!
簡単に感想をつけておきます。

いやぁ、相変わらずの華やかさでした。カッコよさもハッピーエンド(トップ同士が結ばれる)も約束されていて、安心して観られて、ピンチで1幕が終わった幕間ものほほんとしていられてとてもよかった。

お芝居1本ものだったけど、舞台がショーを提供する劇場だったので、劇中劇の形でレビューが盛り込まれていて、見ごたえありました。ショーも一緒に楽しめた。

宝塚も今たいへんな時期ですね。この公演の中で、ショーを提供する登場人物たちが「観にきてくれるお客さんを幸せにしたい」という信念をもってナチス占領下でもショーを開催しようとしていました。演者の皆さんが、同じ信念をもってお客さんに向き合っていると伝えてきてくれているようで、その点も響いたな。
宝塚の内部には、問題も確かにあるのでしょう。でも、すべてが真っ黒ってことではないよね。純粋に、自分を表現し、お客さんに伝えようとしている人たちも、たくさんいる。そう信じられました。

心に残っているのはフィナーレでのデュエットダンス。
今回はトップさんの退団公演だったそうですが、大事に踊ろうって気持ちがすごく伝わってきた。
踊りを見せつける振り付けじゃなくて、ゆったりとパートナーとの時間を楽しむようなダンスで、とても好きだったなぁ。泣きそうになりました。

あとは、トップがスポットライトに照らされた瞬間に起こる拍手とかも、宝塚ならではで楽しかった~! 「トップが銀橋を渡るときって拍手していたような……」と思いながら様子をうかがっていたら、やっぱり拍手が起こって便乗したり、ラインダンスやパレードの最後で手拍子したりするのも、「そうそうこれだよ~」って思えて感慨深かったです。

久しぶりに、夢の時間を味わえて幸せでした。
ただまぁ、今の私にどうしても必要なものかというと、そうではなかったです。それを確認することもできてよかった。ありがとう。私の夢。と、深く、頭を下げる気持ちになりました。

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